オンサイト教育

オンサイトコースローテーション(D1)

学生は、地域が抱える問題への意識を高めることを目的として、文化創生、技術創生、社会実装の3つのコースそれぞれの研究現場において実施されるオンサイト見学に参加します。学生は、コース毎の視点から問題点を見出し、その解決策について主体的にディベートを行います。

 

 訪問先 島根県中山間地域研究センター、マイクロンメモリ、広島市平和記念公園、広島県北広島町、
長崎県長崎市、広島県安芸高田市、東広島市福富町
 テーマ 地域活性化、半導体技術、平和学習、自然資源管理、インフラ維持管理、第6次産業

オンサイト研修(D1~D2)

学生は、国内外の条件不利地域に短期滞在し、具体的事例を学ぶことで、地域社会固有の文化特性と技術的課題克服の基本的考え方と対処姿勢を修得します。学生は、2つ以上の多文化共生課題を経験し、異分野の学生とチームとして協力しながら成果をケースとしてまとめます。まとめられたケースは、新たな教材として蓄積します。

oki1bangla

研修先期間テーマ交流大学/交流機関
島根県
隠岐の島町
2015/8/17-8/21
(5日間)
再生可能エネルギーテキサス大学オースティン校
九州大学(グリーンアジア国際戦略プログラム)
同志社大学(グローバル・リソース・マネジメント)
バングラデシュ(ダッカ、ボグラ)2015/9/8-12
(5日間)
農村開発と文化グラミンシャクティ
ジャハンギルナガル大学
インド(グジャラート州)

2016/3/10-15(6日間)

都市化に関する課題グラジャード災害管理研究所
島根県
益田市二条地区
2016/8/17-21
(6日間)
地域創生デザインワークショップ

島根県中山間地域研究センター
島根県益田市二条地区振興センター

インターンシップ(D1~D5)

学生は、連携する企業、国際機関、NGOなどで、インターンシップに参加します。学生は、インターンシップを通して、オンサイトで課題を見いだし、その課題解決のあり方、自らが大学で学んでいる知識を実践的・総合的に活かす方策を学びます。プログラムより旅費の支援(1人上限20万円)があります。

派遣期間派遣先派遣国名派遣学生
約1か月グラミンシャクティバングラデシュ社会実装コース
約3週間㈱計測リサーチコンサルタント日本(広島)技術創生コース
約1週間群馬大学日本(群馬)技術創生コース
約2週間Central Electronics Engineering Research Instituteインド技術創生コース
約1か月首都大学東京日本(東京)技術創生コース
約2か月FORWARD Nepalネパール文化創生コース
約1か月東芝インド社インド技術創生コース

オンサイト・チームプロジェクト(D3~D4)

異なる3つのコースに所属する学生がチームを組み、産学官やフィールドネットワークの協力を得ながら、独自の発想のもとに、オンサイト・チームプロジェクトを企画、実践します。プロジェクトでは、多文化共生課題に対して、異なるコースの学生が、お互いの専門知識を持ち寄って、多文化共生課題の解決に挑みます。広島大学の地域研究、国際協力分野が構築したフィールドネットワークと、半導体コンソーシアムを中心とした企業群がオンサイト・チームプロジェクトを支援します。

<オンサイトチームプロジェクトの流れ>

0 チーム編成 
 学生主導でチーム編成
1 キックオフ・事前調査・調査計画(2~3週間)
 キーとなる課題、技術(プロダクト)の決定
2 フィールド調査(1~2週間) 
 調査担当者による現地調査(現地ニーズの調査、プロダクトの利用状況、課題の調査)
3 分析 
 現地の情報をチームで共有・課題の抽出
4 開発・改良 
 プロダクト・ビジネスモデルの開発(解決する技術、技術(プロダクト)を普及させる仕組み、持続的に利用する仕組み)
5 フィードバック 
 
再度現地を訪問、もしくは他地域を訪問し開発した技術やビジネスモデルの実装課題波及効果、他地域への応用について検討
6 国際ワークショップ開催

Onsiteteamproposal

テーマ: 北広島におけるバイオマスに基づくエコツーリズムの開発, Development of biomass-based ecotourism in Kita-Hiroshima, Japan(2015年度)

1)対象地域:北広島町

2)研究目的

1.農作物の生産量を増加させる 
2.トマトの残渣による再生可能エネルギーを開発する 
3.環境負荷が小さい新しいビジネスモデルを提案する 
4.多くの居住者を誘致する 
5.観光客にとって魅力的な地域へ目指す 
6.北広島での第6次産業を促進する要素としてトマト収穫の可能性を分析する

3)活動

a) トマト

北広島町で最も生産されており、農地や食物や資料の生産だけでなく、エネルギー生産にも利用できるため、エネルギー生産の供給原料として候補にあがった。

  • 超臨界水ガス化(SCWG, Supercritical Water Gasification)によるエネルギー生産を提案。
  • 付加価値製品としてドライトマトの開発を行った。ドライトマトの官能検査と支払意思額(WTP)調査を実施。

b) サイクリング

サイクリングツアー、サイクリングマップといったスポーツツーリズムの可能性を見つけるために、対象地域を調査。

4)結論

  • トマトの残渣によって得られたエネルギーはビニールハウス2棟を温めるだけのエネルギーにしか満たず、トマトの生産量の増加は0.03%(0.2t)にとどまった。
  • SCWGの熱によって作られたドライトマトは、新鮮なトマトと比較して1062%もの付加価値を付けることができた。ワークショップにより地元住民の方々にレシピを紹介した。製品評価は市場調査とアンケート調査で行った。
  • 北広島でのルート調査とサイクリングツターの結果はサイクリングマップのデザインに応用した。このマップはサイクリングツアーの促進媒体となることを目標に配布される。