オンサイト教育
オンサイトコースローテーション(D1)
学生は、地域が抱える問題への意識を高めることを目的として、文化創生、技術創生、社会実装の3つのコースそれぞれの研究現場において実施されるオンサイト見学に参加します。学生は、コース毎の視点から問題点を見出し、その解決策について主体的にディベートを行います。
2021年度
- SDGsを達成するための科学技術とは(オンライン)
- 飛島ライフー日本島しょ部の人口減社会について考える, 移住促進をすすめるには-12/24:下蒲刈島、大崎下島
2020年度
- 地域オンデマンドバスの活用 – 6/26: 広島県東広島市
- 地域活性化のための技術及び文化の維持・伝承-壬生の花田植えを通して – 10/16: 広島県北広島町
2019年度
- 地域再生を目指した参加型森林管理 – 7/5: 広島県山県郡北広島町
- 観光による地域振興 – 10/18: 竹原市大久野島
- 橋梁インフラ維持管理 – 12/13: 東広島市
オンサイト研修(D1~D2)
学生は、国内外の条件不利地域に短期滞在し、具体的事例を学ぶことで、地域社会固有の文化特性と技術的課題克服の基本的考え方と対処姿勢を修得します。学生は、2つ以上の多文化共生課題を経験し、異分野の学生とチームとして協力しながら成果をケースとしてまとめます。まとめられたケースは、新たな教材として蓄積します。
2020年度ー2021年度 (オンライン)
- Perception towards and adaptation to climate change by family/small farms in Americas and Asia(オンライン,2021 March to August)
- 参加機関:ビルラ技術科学大学ピラニ校、テキサス大学オースティン校、トリブバン大学
2019年度
- Optimizing tourism development at a small island community(広島県呉市豊町御手洗,2019/8/18-25)
- 参加機関:テキサス大学オースティン校、インド工科大学デリー校、インド工科大学ボンベイ校、インド経営大学院アーメダバード校、ビルラ技術科学大学ピラニ校、同志社大学
- Beach Tourism- Creating Stakeholder Value and Ensuring Environmental Sustainability(ゴア(インド),2020/2/11-21)
- 参加機関:テキサス大学オースティン校、同志社大学、インド経営大学院アーメダバード校、ビルラ技術科学大学ゴア校
インターンシップ(D1~D5)
学生は、連携する企業、国際機関、NGOなどで、インターンシップに参加します。学生は、インターンシップを通して、オンサイトで課題を見いだし、その課題解決のあり方、自らが大学で学んでいる知識を実践的・総合的に活かす方策を学びます。プログラムより旅費(2020年度:1人上限15万円)の支援があります。
- 日本
- 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門,長崎大学,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科,熊本大学,ソニーLSIデザイン株式会社,首都大学東京,群馬大学,計測リサーチコンサルタント,Food Hub Project Inc. ,コベルコ建機,熊本大学,コベルコ建機夢源力共創研究所
- インド
- インド工科大学ボンベイ校 (IITB),CSIR Central Mechanical Engineering Research Institute,インド科学技術大学シブプール校,CSIR-Central Electronics Engineering Research Institute,Central Himalayan Rural Action Group,東芝インド社,Central Electronics Engineering Research Institute, National Environmental Engineering Research Institute (NEERI)
- タイ
- United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific (UNESCAP),JICAタイ事務所, Phuket Community College, Prince of Songkla University,カセサート大学,Mekong Tourism, Surin Provincial Administrative Organization
- ベトナム
- Institute of Policy and Strategy for Agriculture and Rural development(IPSARD),Nippon Koei International Co., Ltd, Sustainable Urban Development Joint Stock Company, Suleco Companey
- 中国
- Chinese Academy of Sciences,香港理工大学, Institute of Automation, Chinese Academy of Sciences
- その他
- モナシュ大学コールフィールドキャンパス(オーストラリア) , Education for Sustainability center,(オーストラリア) ,International Institute for Animal Ethics(オランダ),University of Waterloo, Canada(カナダ),Winnefeld & Raymond(ケニア),国連平和大学(コスタリカ),Peace Foundation NZ / Aotearoa(ニュージーランド),Bhaktapur Tourism Development Committee(ネパール),FORWARD (ネパール),グラミンシャクティ(バングラデシュ),Development Action for Women Network(フィリピン),Zay Ya Trading Co.,Ltd(ミャンマー), Tebo Inc.(台湾), Blue Forest Bambubos(インドネシア), LbE Hawaii LLC(アメリカ)
オンサイト・チームプロジェクト(D3~D4)
異なる3つのコースに所属する学生がチームを組み、産学官やフィールドネットワークの協力を得ながら、独自の発想のもとに、オンサイト・チームプロジェクトを企画、実践します。プロジェクトでは、多文化共生課題に対して、異なるコースの学生が、お互いの専門知識を持ち寄って、多文化共生課題の解決に挑みます。広島大学の地域研究、国際協力分野が構築したフィールドネットワークと、半導体コンソーシアムを中心とした企業群がオンサイト・チームプロジェクトを支援します。
オンサイトチームプロジェクトの流れ
0 チーム編成
学生主導でチーム編成
1 キックオフ・事前調査・調査計画(2~3週間)
キーとなる課題、技術(プロダクト)の決定
2 フィールド調査(1~2週間)
調査担当者による現地調査(現地ニーズの調査、プロダクトの利用状況、課題の調査)
3 分析
現地の情報をチームで共有・課題の抽出
4 開発・改良
プロダクト・ビジネスモデルの開発(解決する技術、技術(プロダクト)を普及させる仕組み、持続的に利用する仕組み)
5 フィードバック
再度現地を訪問、もしくは他地域を訪問し開発した技術やビジネスモデルの実装課題波及効果、他地域への応用について検討
6 国際ワークショップ開催
実施中のオンサイトチームプロジェクト
- Team 20: Reinforcement of elderly communities by analyzing Locomotive Syndrome (LS) in Higshi-Hiroshima
(2021年10月 – 2022年9月) - Team 19: Cultural mapping of Jambulipo Kingdom- An initial project for the development of cultural tourism
(2021年4月 – 2022年9月) - Team 18: Iwami Kagura of Shimane: Intangible culture heritage as a tourism assert for sustainability?
(2020年11月 – 2022年9月) - Team 17: Empowerment as a Factor of Student Migration: Action Research in Myanmar
(2019年10月 – 2022年2月)